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恋愛でも、相手の悪いところばかりを見ていたら、愛情が薄れてくるものです。
しかし、「好きなところ」に注目していれば、「悪いところ」も「まあ、仕方がない。
お互い様だ」と思えるようになります。
仕事もそれと同じです。
「イヤなところ」ばかりを気にしていると、どんどん辞めたくなってしまうでしょう。
けれど、「イヤなところもあるけれど、よいところもある」と「よいところ」をじっくり見つめていれば、「まあ、そう悪くないな」と思えてくるはずです。
「転職したい」と思う理由が「仕事量が多すぎて、残業や休日出勤をしないと追いつかないという状況に疲れ果てていた」と気がついたのは、広告や雑誌のデザインを手がける会社に勤務しているE男さん。
つまり「仕事がキツイから転職したい」というのが、彼の転職の動機です。
これ以上同じ環境で仕事をしたら体が壊れてしまうと思い、上司に単刀直入に伝えました。
「忙しすぎて死にそうなので、転職を考えています。
私だけでなく、ほかの人たちも大変なのは分かっていますが、これ以上続けると倒れてしまいそうなので人を思いやっている余裕がありません。
なんとかなりませんか?」上司はあせりました。
部下たちがハードワークを強いられていること、ここ3ヵ月の残業、休日出勤の多さは尋常ではないことに気がついていたからです。
ここで、E男さんに辞められたら、確実に仕事はストップしてしまうし、他の部下のモチベーションが下がるどころか、ゼロになってしまう可能性もあります。
「分かった。
1週間、時間をくれ。
なんとかするから」上司は急場しのぎにと、外注のスタッフを5人手配しました。
「まずは外注でなんとかしのいでくれ。
常駐してくれるスタッフの増員を、今、進めているからE男さんたちは、外注スタッフに仕事を割り振り、3日間ずつ休みを取って「死にそう」な疲れを脱しました。
そして、上司に直談判してから1ヵ月後、「新しい人を2人採用する目処が立った」と聞かされました。
「これから募集、面接をするので、増員できるまで早くてもあと1ヵ月はかかると思う。
それまで、今の体制で頑張ってほしい」E男さんや彼の同僚は、上司の手際のよさに驚き、「助かります。
それまでみんなで頑張ります」と答えました。
実際、あと1ヵ月だと思えば頑張れるし、外注スタッフのおかげで休みが取れるようになったので、肉体的な疲れは解消されていたのです。
このようにして、E男さんは転職をせずに、問題点を解消したのです。
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